最近、韓国コスメ好きの間で話題の「PDRN」と、美肌ケアの王道「ビタミンC」。この二つを一緒に使ってみたいけれど、成分同士がケンカしないか、刺激が強くならないか心配で迷っている方は多いのではないでしょうか。実は私も、最初は高価な美容液を混ぜて失敗するのが怖くて、別々の日に使っていました。でも、最近の研究やトレンドを調べてみると、この二つは組み合わせ方次第で、お互いの良さを引き立て合う非常に興味深い関係だということが分かってきたのです。
- PDRNとビタミンCの併用で期待できる科学的なメリットと注意点
- 手持ちのアイテムに合わせた失敗しない塗る順番のルール
- 刺激を抑えつつ効果を引き出すための具体的な使い方のコツ
- 朝と夜のスキンケアに組み込む際のおすすめルーティン
PDRNとビタミンC併用の相乗効果
「PDRNとビタミンCの併用」は、単に同時に使えるというだけでなく、お互いの特徴を補完し合う関係にあります。ただし、何でも混ぜれば良いというわけではなく、正しい知識を持つことが大切です。ここでは、最新の研究データも少し交えながら、なぜこの組み合わせが注目されているのかを深掘りしていきます。
互いの弱点を補うメカニズム
ビタミンCは透明感ケアに欠かせない成分ですが、乾燥やピリつきを感じやすいという弱点があります。一方でPDRNは、肌の修復や鎮静を得意とする成分です。
この二つを組み合わせる最大のメリットは、「攻め」と「守り」のバランスが取れることです。ビタミンCが酸化ストレスと戦っている間に、PDRNが肌の土台を整える。まるでチームプレイのように働くことで、単独使用時よりも多角的なケアが可能になります。
美白や毛穴ケアへのメリット
私たちがビタミンCに期待するのは、やっぱり毛穴の引き締めや明るい肌印象ですよね。ここにPDRNが加わると、どうなるのでしょうか。
興味深い研究報告があります。PDRN、ビタミンC、そしてナイアシンアミドの3つを混合した製剤を使用した研究では、肌の抗酸化システム(Nrf2経路など)が活性化し、メラニン生成に関わる酵素の働きを抑える効果が確認されています。
ここが重要!
「PDRNとビタミンCだけ」でも良いですが、さらにナイアシンアミドも入った製品やルーティンを組むことで、より強力な透明感ケア(ブライトニング)が期待できるというデータがあります。成分表示をチェックしてみると面白いですよ。
刺激を和らげる鎮静サポート
高濃度のビタミンCを使うと、酸性による刺激で肌が赤くなることがありますよね。一部のブランドでは、PDRNがこの刺激を和らげる(バッファリングする)と説明していることがあります。
科学的に「酸を中和する」という直接的な証拠はまだ限定的ですが、PDRN自体が持つ優れた抗炎症作用は多くの研究で示されています。つまり、ビタミンCによる刺激で起きそうになった炎症を、PDRNが先回りしてなだめてくれるイメージです。結果として、ビタミンC単体では使いにくかった人でも、併用なら続けられるというケースがあるのはこのためです。
ニキビ跡や赤みへのアプローチ
ニキビが治った後のしつこい赤みや茶色い跡(色素沈着)のケアにも、このコンビは理にかなっています。
ビタミンCが色素の色味にアプローチしつつ、PDRNがダメージを受けた組織の修復をサポートします。ニキビ跡は「炎症の残り火」と「色素」の両方が原因なので、それぞれを得意とする成分を投入するのは非常に効率的な戦略と言えるでしょう。
注意点
現在進行形でニキビができている場合は、油分の多いPDRN製品を重ねると悪化することがあります。ノンコメドジェニックテスト済みのものを選びましょう。
レチノールやナイアシンアミドとの相性
先ほども触れましたが、PDRNは「ナイアシンアミド」との相性が抜群です。市販のPDRNセラムには、最初からナイアシンアミドが配合されていることも多いですよね。
また、夜のケアで「レチノール」を使う場合も、PDRNをベースに仕込んでおくのは賢い方法です。PDRNの創傷治癒促進効果(組織修復)が、レチノール特有のA反応(皮むけや赤み)をマイルドにしてくれる可能性があります。PDRNは他の攻めの成分を受け止める、優秀なクッション役なのです。
PDRNとビタミンC併用の正しい順番
「じゃあ、どっちを先に塗ればいいの?」ここが一番の悩みどころですよね。基本的にはpH(酸性度)とテクスチャー(粘度)で判断します。失敗しないための手順を整理しました。
ピュアビタミンCを使う際の手順
効果が高い反面、デリケートな「ピュアビタミンC(L-アスコルビン酸)」を使う場合は、浸透を妨げないことが最優先です。
- 洗顔:皮脂汚れをオフ。
- ピュアビタミンC:洗顔後すぐ、何もない肌に塗ります。PDRNなどの膜がある前に届けるのが鉄則です。
- (待機):少し時間を置きます(後述)。
- 化粧水:水分補給。
- PDRNセラム:ここでPDRNを投入し、鎮静と保湿を行います。
- クリーム:蓋をします。
ビタミンC誘導体を使う際の手順
一方で、「ビタミンC誘導体」配合の美容液や化粧水を使う場合は、そこまで難しく考える必要はありません。基本ルールは「テクスチャーが軽い(水っぽい)ものから先に塗る」です。
一般的にビタミンC美容液はサラッとしていて、PDRNセラムはとろみがあることが多いので「ビタミンC → PDRN」の順になることが多いですが、もし製品のテクスチャーが逆なら、逆の順番でも問題ありません。
塗布後の待機時間は必要か
ピュアビタミンCを使う場合のみ、塗布後に5分〜10分ほど待つのが理想的です。
これは、ピュアビタミンCが酸性の状態で肌に浸透するためです。すぐに他の化粧品を重ねてpHバランスが変わると、浸透効率が落ちる可能性があります。私はこの時間に歯磨きやヘアケアを済ませています。
アヌアなど人気製品の活用法
Anua(アヌア)やMedicube(メディキューブ)などの人気PDRN製品を取り入れる場合も、考え方は同じです。
例えばAnuaのPDRNセラムは、公式でビタミンCやレチノールとの併用が可能とされています。とろみがあるテクスチャーなので、水のようなビタミンC美容液の「後」に使うのが基本です。
ただし、もしオイル状のビタミンCを使う場合は、水溶性のPDRNセラムを「先」に塗る方が馴染みが良いでしょう。
| ビタミンCの種類 | 推奨される順番 |
|---|---|
| ピュアビタミンC(水溶性) | 洗顔後すぐ → (待機) → PDRN |
| ビタミンC誘導体(サラサラ) | 化粧水 → ビタミンC → PDRN |
| ビタミンC(オイル・クリーム) | 化粧水 → PDRN → ビタミンC |
朝と夜のおすすめルーティン
最後に、私が実践しているおすすめの使い分けをご紹介します。
☀️ 朝:酸化防御ケア
ビタミンC + PDRN + 日焼け止め
紫外線ダメージをブロックするためにビタミンCを使い、PDRNで日中の微弱炎症をケアします。
🌙 夜:集中修復ケア
PDRN + ナイアシンアミド or レチノール
夜は肌の修復タイム。PDRNをたっぷり使い、必要に応じてレチノールなどでターンオーバーを促します。もちろん夜にビタミンCを使ってもOKです。
PDRNとビタミンC併用のまとめ
PDRNとビタミンCは、正しく使えば非常に相性の良い組み合わせです。ただし、3成分(+ナイアシンアミド)での研究結果や、個人の肌質による違いもあるため、自分の肌の様子を見ながら取り入れることが大切です。
まずは「ピュアビタミンCなら先に塗る」「刺激を感じたらPDRNで鎮静を意識する」という基本から始めてみてはいかがでしょうか。
免責事項
本記事の情報は一般的な研究や成分特性に基づくものですが、全ての製品での効果を保証するものではありません。肌に異常を感じた場合は使用を中止し、皮膚科専門医へご相談ください。
参考文献・情報ソース
- A Mixture of Topical Forms of Polydeoxyribonucleotide, Vitamin C and Niacinamide Attenuates Skin Pigmentation
PDRN、ビタミンC、ナイアシンアミドの混合物がNrf2経路に与える影響についての研究 - The Combination of Niacinamide, Vitamin C, and PDRN Mitigates UV and Hyperpigmentation
紫外線ダメージと色素沈着に対する3成分併用の効果検証 - Pharmacological Activity and Clinical Use of PDRN
PDRNの抗炎症作用や臨床応用に関する包括的なレビュー - Topical Vitamin C and the Skin: Mechanisms of Action and Clinical Applications
ビタミンCの経皮吸収におけるpHの重要性やメカニズムについて




コメント